ミオわたし、看護師に向いてないんじゃないかって、最近よく思うんです。



ミオさん、また?何かあったんですか。



先輩と同じようにできなくて、自分の判断に自信が持てなくて……。



その感覚、これまでお話を伺った中でもよくあるものでした。では、「向いてない」という気持ちについて、一緒に整理していきましょう。
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この記事を書いた人
ガーコ事務長
眼科クリニックの元事務長。採用面接・労務管理・シフト作成・スタッフ面談を担当し、看護師をはじめとする医療専門職の採用と定着に携わる。クリニックの運営を実質的に支えているのは看護師であるという実感から、看護師の働き方を発信している。
看護師が「向いてない」と感じるのは珍しいことではありません ― 数字で見る実態
まず結論からお伝えします。「向いてない」と感じるのは、能力や心の弱さの問題ではありません。看護の仕事は覚えることが多く、命に関わる緊張感も強い仕事です。多くの人が、経験を積む過程で同じような感覚を通り抜けています。
| 区分 | 離職率 | 出典 |
|---|---|---|
| 正社員看護職員全体 | 11.3% | 日本看護協会「病院看護実態調査」(2022年度) |
| 新卒採用者 | 10.3%前後 | 日本看護協会「病院看護実態調査」(2022年度) |
出典:日本看護協会「病院看護実態調査」(2022年度調査時点)
「向いてない」と感じて立ち止まる人は、決して少数派ではありません。特に配置転換の直後や新人期は、技術がまだ体になじんでおらず、失敗への不安が大きくなりやすい時期です。また、配属先の忙しさや教育体制は職場によって差が大きく、同じ「向いてない」という感覚でも、背景にある事情は人それぞれ違います。自分の感覚だけを見て「向いていない」と決めつける前に、今の環境がどれくらい負担の大きい場所なのかも、あわせて振り返ってみる価値があります。
この時期の「向いてない」という感覚は、経験不足からくる一時的なものであることも多くあります。周りと同じ速さで成長しなければ、という焦りが、実際の負担以上に自分を追い詰めていることも少なくありません。成長の速さには個人差があり、遅いことがそのまま適性のなさを意味するわけではありません。
向いてないと感じやすい時期の傾向
新人期のほかにも、部署異動の直後や、久しぶりに現場へ戻ったタイミングなど、環境が変わる時期は「向いてない」と感じやすくなります。慣れた環境から離れると、それまで見えなかった負担が急に目につくようになるためです。



異動した直後って、前の部署のほうが良かったのかなって思っちゃいます。



環境が変わった直後は、誰でも一時的に自信をなくしやすいものです。半年ほど様子を見てから判断しても遅くありませんよ。



久しぶりに夜勤に戻ったときも、同じような感覚になりました。



ブランクがあると、なおさら不安が大きくなりますよね。感覚を取り戻すまでの期間だと考えて、少しずつ慣らしていくくらいで十分です。
「向いてない」と「辞めたい」は少し違います
「向いてない」は仕事そのものへの適性の不安であることが多く、「辞めたい」は今の職場や働き方への反応であることが多いです。
両方が混ざっていることもあります。
まずは自分がどちらに近いのか、紙に書き出して整理してみると見えやすくなります。「辞めたい」寄りの気持ちが強い場合は、看護師の「辞めたい」を整理する記事も参考になります。



私も新人の頃は、毎日「向いてないかも」と思っていました。



ニイナさんでもそうだったんですか。ちょっと意外です。



3年目を過ぎたあたりから、少しずつ落ち着いてきた実感があります。
「向いてない」と感じる瞬間、何がきっかけになっているのか


「向いてない」という感覚は、一つの出来事からではなく、いくつかの場面が積み重なって生まれることがほとんどです。ここでは、よくあるきっかけを会話の中で整理していきます。



急変対応のとき、体が固まってしまって、自分の判断が信用できません。



緊張して動けなくなる感覚は、お話を伺った方からもよく聞きました。



私はミスをした後、ずっと引きずっちゃうタイプです。



私も同じです。次の勤務まで気持ちを切り替えられないことがあります。



先輩の手際の良さと自分を比べて、落ち込むこともあります。



比べる相手が、経験年数の違う先輩だと、差が出て当然なんですけどね。



あとは、患者さんやご家族の感情に、どう向き合えばいいか分からなくなる時があります。



命に関わる場面での責任の重さに、押しつぶされそうになることもありますよね。
急変時の対応、ミスの後の引きずり、先輩との比較、感情面の負担、命の重さへの責任感。これらは特別なことではなく、看護という仕事に共通して起きやすい負担です。一つひとつを「自分に向いていない証拠」と結びつけず、「今、負担に感じている場面」として切り分けてみると、次にできることが見えやすくなります。



正直、怖いと感じる場面もあります。それも「向いてない」んでしょうか。



命に関わる場面を怖いと感じるのは、自然な反応です。怖さをまったく感じない人のほうが、むしろ珍しいかもしれません。
こうした負担を一人で抱え込むと、「向いてない」という感覚がどんどん重くなっていきます。同じ気持ちを話せる相手がいるかどうかで、負担の感じ方は大きく変わります。



私は不安なとき、同期に話すようにしています。それだけで少し楽になります。



いい方法だと思います。身近に話せる相手がいない場合は、院内の相談窓口や、先輩に少し時間をもらうだけでも違いますよ。
新人期特有の「向いてない」もあります
覚えることが多い時期は、できないことばかりに目が向きやすくなります。技術や知識が体になじむまでには、ある程度の時間がかかるものです。



新人の頃の「できない」は、慣れの問題も大きいんですね。



はい。ただ、時間が経っても変わらない負担もあります。次の章で、その見分け方を見ていきましょう。
その感覚は「向いてない」なのか、「まだ慣れていない」なのかを見分ける
ここまでに挙げた負担の中には、時間が経てば和らぐものと、ずっと変わらず重く感じ続けるものがあります。ここを見分けることが、次の一歩を選ぶ手がかりになります。



どうやって見分ければいいんでしょうか。



一つの目安は、「できないこと」か「合わないこと」か、です。技術的なできなさは経験で変わることが多いですが、価値観に関わる部分は変わりにくいことがあります。



価値観に関わる部分、というと?



例えば、人の生死に日常的に向き合うこと自体がつらい、という感覚です。これは慣れだけでは変わりにくい部分だと感じています。



技術的なできなさと、価値観の話が、自分の中で混ざっているかもしれません。



混ざっていて当然です。まずは、今つらいと感じる場面を一つずつ紙に書き出してみてください。「技術の問題」か「感じ方の問題」か、書き出すと自分でも整理しやすくなります。



それって、克服しないといけないものなんですか?



いいえ。克服する必要はありません。それは、自分に合わない働き方が分かった、という発見だと思います。



発見……そう考えると、少し気持ちが軽くなります。
面接をしていた頃の実感
わたしが面接でお会いした方の中には、「向いてないと思って別の道を選んだ」という方も何人かいました。あくまでわたしの経験の範囲での話ですが、その選択を後悔している様子は、あまり見なかったように思います。
「石の上にも三年」を鵜呑みにしなくていい理由
「3年は続けたほうがいい」という考え方もありますが、心身の負担が大きい場合、この基準に縛られる必要はありません。



3年は頑張らないといけないのかな、と思っていました。



目安として聞くのはいいと思いますが、心身がつらいときは、期間にこだわらなくていいと思います。
向いてないと感じながら続けている人と、離れた人の違い


「向いてない」と感じても続けている人もいれば、別の道を選ぶ人もいます。ここでは、その違いがどこにあるのかを会話で見ていきます。



向いてないと感じながらも続けている先輩を見ると、自分との違いが気になります。



面接でお会いした方の中には、「向いてないと思いながらも、この仕事のこの部分だけは好きだった」と話す方が何人かいました。



全部が嫌なわけじゃない、ということですか。



そうですね。苦手な場面と、やりがいを感じる場面が両方あって、やりがいのほうを支えに続けている、という感じでした。



逆に、離れることを選んだ方はどうだったんですか。



わたしの経験の範囲では、やりがいを感じる場面そのものが見つからない、という方が離れる決断をしていたように思います。



私は、どちらのタイプなんだろう……。



今すぐ答えを出す必要はありません。続けている理由が一つでもあるか、自分に聞いてみるところから始めてみてください。



一つも見つからなかったら、どうすればいいですか。



それも大切な気づきです。無理に見つけようとせず、次の道を探す材料にして構いません。
続けるか離れるかを分けるのは、能力の差ではなく、その仕事の中に支えになる部分があるかどうかです。やりがいを感じる場面が一つでもあるなら、そこを軸に働き方を調整する道があります。見つからない場合は、それも大切な気づきとして、次の選択に活かせます。答えを急いで出す必要はありません。数週間、数ヶ月かけて、ゆっくり見極めても構わないものです。
「向いてない」と感じても、資格を手放す必要はありません
看護師の資格は、一度取得すれば更新のたびに失われるものではありません。今の職場が合わなかったとしても、資格そのものは今後も自分の手元に残ります。「向いてない」と感じた経験も、次の場所を選ぶときの判断材料になります。



資格があるから、また別の形で看護に関わることもできますもんね。



はい。今回だけがすべてではありません。
「向いてない」と感じたまま、学び続けている人もいます
苦手意識を抱えたまま、研修や勉強会に参加し続けて、少しずつ自信をつけていく人もいます。「向いてない」という感覚と、「学び続ける」という選択は、両立しないわけではありません。



苦手だと思いながら学び続けるのって、しんどくないんでしょうか。



しんどい時期もあると思います。ただ、少しずつできることが増えると、「向いてない」という感覚が薄れていく方もいました。焦らず、自分のペースで構いません。できることが一つ増えるたびに、少しずつ自信も積み重なっていきます。
辞める前に試せる、働き方を変える選択肢
「向いてない」と感じても、すぐに看護そのものを辞める以外にも、試せる選択肢があります。



辞める以外に何ができるんでしょうか。



まずは部署異動です。今の科が合わないだけ、というケースは珍しくありません。



科を変えたら、気持ちが変わった人っているんですか。



わたしの経験の範囲では、急性期から慢性期や外来に移って、落ち着いて働けるようになった、という声を何度か聞きました。



勤務形態を変える方法もありますよね。夜勤を減らすとか。



はい。夜勤の負担が大きい場合は、日勤中心の働き方に変えられないか、就業規則を確認してみる価値があります。夜勤専従から日勤へ切り替えた方の中には、生活リズムが整っただけで、仕事そのものへの見方が変わったという声もありました。



夜勤があるかないかだけで、そんなに違うものなんですね。



睡眠不足が続くと、それだけで判断力も気力も落ちてしまいます。「向いてない」と感じる前に、まず休めているかを確認してみてください。



一旦、離れてみることはできますか。



休職という制度もあります。心身を休めてから、続けるかどうかを考え直しても遅くはありません。
部署異動、勤務形態の変更、休職。どれも看護の仕事そのものを辞めるより小さな選択です。気持ちに余裕を持たせた働き方を探している場合は、看護師がのんびり働きたいと思ったときの選択肢や、看護師がゆるく働きたいと思ったときの選択肢も参考にしてみてください。まずは今の職場に籍を置いたまま試せることから考えてみましょう。



今の職場を辞めずに、他の環境を覗いてみる方法ってあるんですか。



単発バイトで気になる職場の雰囲気だけ試してみる、という方法もあります。合う合わないを確かめてから決めたい方には向いています。



それなら、いきなり大きな決断をしなくてもよさそうですね。



はい。小さく試して、合わなければ元の職場に戻る、という進め方でも構いません。
異動の相談は誰にすればいいか



異動の相談って、誰にすればいいんでしょう。



師長や看護部長との面談で、率直に伝えるのが基本です。理由を詳しく話す必要はありません。
看護の資格を活かせる、部署以外・病院以外の道
それでも「看護そのものが向いていない」と感じる場合は、資格を活かしながら働き方を大きく変える道もあります。
| 働き方 | 特徴 |
|---|---|
| 部署を変える(院内異動) | 急性期から慢性期・外来など、負担の質を変えられる |
| 病棟以外で働く | 外来・健診センター・クリニックなど、急変対応の頻度が下がる |
| 病院以外で働く | 保育園・介護施設・企業の医務室など、看護以外の役割も含めた働き方 |
| 一時的に離れる | 休職、単発バイトで様子を見ながら次を考える |
| 資格を活かした別の求人を探す | 未経験可の求人や、これまでと違う職種の求人から選び直す |
「向いてない」と感じた場所を離れても、資格そのものがなくなるわけではありません。働く場所を変えるだけで、負担の中身が大きく変わることもあります。病棟以外の働き方については、看護師が病棟以外で働く方法でも詳しく整理しています。
どの働き方が合うかは、実際に求人票を見比べてみないと分からない部分も多くあります。焦って一つに決め込まず、いくつかの選択肢を並べてから考えてみてください。表にある選択肢は、どれか一つを選んだら後戻りできない、というものではありません。試してみて合わなければ、また別の選択肢に切り替えることもできます。
「向いてない」と思ったまま、別の場所で活躍している人もいます
面接をしていた頃の話ですが、以前の職場で「向いてない」と感じて異動や転職を選んだ方が、次の場所では長く続けている、という例を何度か見ました。合う場所は人によって違います。



場所が変わるだけで、そんなに違うものなんですか。



求められる役割も、忙しさの種類も変わりますからね。わたしの経験の範囲では、そういう方は少なくありませんでした。



自分にも、まだ知らない合う場所があるのかもしれない、と思えてきました。



そう思えたなら、もう半分くらい前に進んでいますよ。
転職を考え始めたら、何から動くか
部署を変えても、働き方を変えても「向いてない」という感覚が変わらない場合、次の職場を具体的に考えるタイミングかもしれません。ここからは、実際にどう動くかを会話で整理します。



転職を考えるとしたら、何から始めればいいんでしょうか。



まずは在職中に情報収集から始めることをおすすめします。焦って辞めてから探すと、収入の空白期間ができてしまいます。



求人を見るとき、どこに注目すればいいですか。



教育体制やフォロー体制は、必ず確認してください。「向いてない」と感じた背景に、指導の手薄さが関わっていることもあります。プリセプター制度の有無や、質問しやすい雰囲気かどうかも、面接で聞いておくと安心です。



一人で全部調べるのは大変そうです。



転職の仲介サービスに希望条件を伝えて、代わりに求人を探してもらう方法もあります。常勤先を探している場合は、条件交渉まで任せられるのが利点です。



面接で「向いてないと感じて辞めた」とそのまま話しても大丈夫でしょうか。



そのまま話すより、「どんな環境なら力を発揮できそうか」に変換して伝えると、印象が変わります。ここだけの話ですけどね、そこを話してくれる方に、わたしは安心していました。
面接で聞かれたときの伝え方



具体的にどう言えばいいですか。



「担当患者数が多く、余裕を持った指導を受けにくい環境でした」のように状況を説明したうえで、「次はじっくり学べる環境を探しています」と続けると伝わりやすいです。
仲介サービスを使うかどうかの判断基準
転職の仲介サービスは、必ず使わなければならないものではありません。ただ、使うかどうかを迷っている方には、判断の目安があります。



仲介サービスを使うかどうか、何を基準に決めればいいでしょうか。



求人を探す時間が取りにくい方や、職場の内情を事前に聞いておきたい方には向いています。すでに行きたい職場が決まっている場合は、直接応募でも構いません。



断りにくくなったりはしませんか。



希望に合わないと感じたら、その時点で断って構いません。無理に進める必要はありませんよ。
情報収集は、いつから始めればいいか



まだ辞めると決めていない段階でも、情報収集を始めていいんでしょうか。



もちろんです。求人を見比べるだけなら、今の職場に迷惑をかけることもありません。決断は、比べたあとでゆっくり考えても遅くありませんよ。



それなら、気持ちが固まっていなくても始められそうです。



はい。「向いてない」という気持ちに正解を出すより先に、選択肢を知っておくほうが、気持ちの整理もしやすくなります。
在職中の情報収集、求人票だけでは分からない教育体制の確認、仲介サービスの活用、面接での伝え方。
この4つを押さえておくと、転職活動そのものへの不安がいくらか軽くなります。眠れない、食欲がないといった状態が続いている場合は、無理に動こうとしなくても大丈夫です。心身の不調が続いている場合は、転職より先に受診や休職の相談をご検討ください。
よくある質問
看護師が「向いてない」と感じるのは珍しいことですか?
珍しいことではありません。日本看護協会「病院看護実態調査」(2022年度)でも、新卒採用者の離職率は10.3%前後で、多くの人が同じような感覚を経験しています。
「向いてない」と「辞めたい」はどう違いますか?
「向いてない」は仕事への適性そのものへの不安、「辞めたい」は今の職場や働き方への反応であることが多いです。両方が混ざっている場合もあります。
向いてないと感じたら、すぐに辞めるべきですか?
すぐに決める必要はありません。部署異動や勤務形態の変更、休職など、看護そのものを辞める前に試せる選択肢があります。
新人の時期の「向いてない」も本物のサインですか?
新人期は技術や知識がまだ体になじんでおらず、「できないこと」への不安が大きくなりやすい時期です。時間の経過とともに和らぐことも多くあります。
心身の不調がある場合は、どうすればいいですか?
心身の不調が続いている場合は、転職より先に受診や休職の相談をご検討ください。心身を整えることが、その後の判断にも役立ちます。



向いてないと思う自分を、ずっと責めていました。



え、そうだったんですか。全然気づきませんでした。



誰にも言えなくて、一人で抱えていたので。



私も、自分に向いてないんじゃないかと思った時期がありました。責めなくていいと思います。感じ方は人それぞれですから。



ニイナさんも、ですか。今はもう、そう感じていないんですか。



まだ少し残っていますよ。ただ、支えになる場面が一つ見つかってから、気持ちが変わりました。



私は今日の話を聞いて、部署を変えるのも一つの手なんだと分かりました。



資格を活かせる場所も、病院の中だけじゃないですもんね。



「向いてない」と感じることは、弱さの証拠ではありません。まずは情報を集めるところから、少しずつ動いてみましょう。



今日話してみて、少し気持ちが軽くなりました。



それは何よりです。焦らず、自分のペースで確かめていってくださいね。
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そういえば事務長、駅前に新しい焼き鳥屋さんができてましたよ。



……カホさん、その話、わたしの前でする必要ありますか。



事務長、今日はいつもよりショックを受けてません?



当然です。わたしにも、いろいろと思うところがあるんです。
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