ミオ病院の外で看護師をやっている人って、実際どのくらいいるんでしょうか。わたしにできる仕事なのかも、よく分かっていなくて。



わたしは気になります!病院以外って、お給料がどうなるのかが一番知りたいんですよ。



働く場所でかなり変わりますよ。企業、治験、行政、在宅と幅があって、臨床にどれだけ関わるかで分けると整理しやすいです。



では、看護師が病院以外で働くという選択肢を、種類とお金と選び方の順に整理していきましょう。
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この記事を書いた人
ガーコ事務長
眼科クリニックの元事務長。採用面接・労務管理・シフト作成・スタッフ面談を担当し、看護師をはじめとする医療専門職の採用と定着に携わる。クリニックの運営を実質的に支えているのは看護師であるという実感から、看護師の働き方を発信している。
看護師が病院以外で働く選択肢の全体像
先に結論をお伝えします。病院以外の仕事は「臨床にどれだけ関わるか」で並べると全体像がつかめます。採血や処置をまったくしない職種から、単発で病棟に入る働き方まで、幅があります。この軸を先に持っておくと、求人を見たときに迷いにくくなります。
「臨床度」で並べると迷いにくい
看護師の求人を「病院か、病院以外か」で二分すると、病院以外がひとかたまりに見えてしまい、かえって選びにくくなります。
そこで、日々の業務でどれくらい臨床行為をするかという軸で並べ替えます。臨床度が高い順に、訪問看護や介護施設、そこから健診・巡回健診、産業看護職、治験コーディネーター、コールセンターや相談業務、と続きます。臨床度が下がるほど、夜勤や急変対応から離れられる一方で、看護師としての手技を使う機会は減っていきます。
| 臨床度 | 代表的な職場 | 収入の傾向 | 臨床経験が浅くても入りやすいか |
|---|---|---|---|
| 高い | 訪問看護、介護施設、デイサービス | 病院と同程度〜やや下がる | 入りやすい |
| 中くらい | 健診、巡回健診、美容クリニック | 職場差が大きい | 分野による |
| 低い | 産業看護職、治験コーディネーター | 初年度は下がりやすい | 経験3年程度を求める求人が多い |
| ほぼなし | コールセンター、相談窓口、事務系 | 病院より下がることが多い | 入りやすい |
この表は目安です。同じ「訪問看護」でも、オンコールの有無や地域で条件が変わります。
求人票を見るときは、この4段階のどこに当たるかをまず当てはめてみてください。臨床度が高い職場は、これまでの経験がそのまま通用しますが、病院時代の負担の一部(急変対応や医師がいない場面での判断)は形を変えて残ります。臨床度が低い職場は、負担の質が大きく変わる代わりに、看護師としての手技から離れることへの割り切りが必要になります。
どちらが良い悪いではなく、自分がどの負担なら受け入れられるかで選ぶ、という順序で考えると迷いが減ります。
「病院以外」を選ぶ前に、何から離れたいかを言葉にする
病院を離れたい理由は、人によってかなり違います。忙しさそのものを落としたい場合は、看護師がのんびり働きたいと思ったらで職場タイプ別に整理しています。
夜勤の生活リズムがつらいのか、急変対応の緊張感なのか、拘束時間の長さなのか、特定の人間関係なのか。ここを分けておかないと、せっかく病院以外に移っても、同じ負担が形を変えて残ってしまうことがあります。
たとえば夜勤から離れたいだけなら、日勤のみの病棟や外来という選択肢が先にあります。急変対応の重さから離れたいなら、施設系より産業看護職や治験のほうが合います。



わたしの場合は、急変のときの張り詰めた感じが、家に帰ってからも抜けなくて。それが一番きつかったです。



それなら、行き先の候補はかなり絞れますね。同じ「病院以外」でも、ミオさんに向くのは臨床度が中くらいから下の分野です。
「病院が合わない」のか「看護が合わない」のかを分ける
もうひとつ、動く前に切り分けておきたいのが、つらさの原因が「病院という場所」にあるのか、「看護の仕事そのもの」にあるのか、という点です。
病院の環境(夜勤、シフト、規模の大きさ、部署異動)が合わないだけなら、病院以外の看護職に移ることで解決する可能性が高いです。一方で、人の体に触れること自体や、命に関わる責任の重さが負担なのであれば、臨床度の低い相談系や事務系、あるいは看護から一歩離れた仕事まで視野に入れたほうが、結果的に落ち着きます。ここを曖昧にしたまま「とりあえず病院以外」と動くと、行った先でまた同じ壁に当たることがあります。判断がつかないときは、単発バイトで別の現場を1〜2回だけ経験してみると、自分がどちらなのか見えてくることがあります。
臨床を完全に離れる前に知っておきたいこと
臨床からまったく離れる職種を選ぶ場合、いずれ病院に戻る可能性がどれくらいあるかを考えておくと安心です。
免許は有効なままですので、戻ること自体はできます。ただ、臨床から離れた期間が長くなると、復職のときに研修体制のある職場を選ぶ必要が出てきますし、求人によってはブランクとして扱われます。戻る道を残しておきたい場合は、看護師の単発バイトの探し方と始め方で触れているように、月に数回だけ臨床の現場に入って手の感覚を保つ、という組み合わせ方もあります。ブランクからの復職そのものについては看護師がブランクから復職するときに押さえたいことにまとめています。
病院以外の職場を7タイプで見る


病院以外の代表的な職場は、7タイプに整理できます。それぞれ仕事内容、向いている人、注意点が違いますので、順に見ていきます。
ここで挙げるのは代表例で、実際には健診専門の会社、製薬会社の学術職、看護学校の教員、医療機器メーカーの臨床開発職など、さらに細かい分野があります。まずは大きな7つで地図を作り、気になったところを深掘りしていくと迷いにくくなります。
施設・在宅系(介護施設、訪問看護、デイサービス)
介護老人保健施設や特別養護老人ホーム、訪問看護ステーション、デイサービスなどです。
臨床度は高めで、看護師としての手技をそのまま使えます。病院との違いは、治療の場ではなく生活の場だという点です。
医師が常駐しない環境で判断を任される場面が増えるため、経験が活きます。
訪問看護はオンコール当番がある事業所が多く、この有無で生活の負担がかなり変わりますので、面接で必ず確認してください。日勤のみで規模の小さい施設は、シフトが読みやすく、通院や家庭の予定と両立しやすい一方、看護師の人数が少ないぶん、急な欠員が出たときの負担が一人に集中しやすい面もあります。見学ができる場合は、実際の勤務時間帯に足を運んで、看護職が何人でどう動いているかを見ておくと、入職後のズレが減ります。
企業(産業看護職・健康管理室)
一般企業の健康管理室や健保組合で、社員の健康管理、健診の事後措置、保健指導、メンタル不調者の面談調整などを担います。
日勤のみ、土日祝休みという働き方がしやすく、長く続けやすい分野です。一方で採用枠は1名から数名と少なく、臨床経験3年程度を条件にする求人が多く見られます。健診や保健指導の経験があると評価されやすいです。詳しくは看護師が企業で働く産業看護職の求人と仕事内容で解説しています。
治験関連(CRC・CRA)
治験コーディネーター(CRC)は、製薬会社の治験が円滑に進むよう、病院と患者さんと製薬会社の間に立って調整する仕事です。
カルテを読む力や、患者さんへの説明の経験が活きます。臨床行為はほとんどありません。未経験可の求人もありますが、多くは臨床経験を求めます。出張が発生する職場もあります。看護師の治験コーディネーター(CRC)という仕事で仕事の流れを詳しく扱っています。
行政・学校・保育園
自治体の保健センターの保健師的な業務(保健師免許が必要な場合あり)、学校の養護教諭に近い医務室業務、保育園の園看護師などです。
会計年度任用職員という有期の雇用形態が多く、年度替わりに合わせて募集が出ます。子どもと関わる仕事がしたい人に向きますが、看護師が園に1名という配置が珍しくなく、相談相手がいない環境になりがちです。
相談・コールセンター系
受診勧奨のコールセンター、保険会社の医療相談窓口、製薬会社の問い合わせ対応などです。電話やオンラインでの対応が中心で、臨床行為はありません。座り仕事で体力的な負担は小さい一方、1日中話し続ける仕事のため、別の疲れ方をします。シフト制で夜間帯の対応がある職場もあります。
美容・自由診療クリニック
美容皮膚科や美容外科などの自由診療クリニックです。日勤中心で、比較的高い給与水準の求人が見られます。ただし接客や売上への意識が求められる職場が多く、医療というより販売の色が濃い環境もあります。施術の効果や安全性についてここで断定的なことは書けませんが、勤務先を選ぶときは、医師の体制と研修の仕組みを確認してください。
単発・派遣で臨床を続ける
正規の転職ではなく、単発バイトや派遣で、病院やクリニック、健診に必要なときだけ入る働き方です。臨床の感覚を保ちながら、勤務日を自分で調整できます。収入は時給ベースで、常勤より高いこともあります。働き方の特徴は看護師の派遣という働き方と時給の考え方にまとめています。副業として組み合わせる場合は、勤務先の就業規則の確認が必要です(看護師の副業禁止と就業規則の関係を参照してください)。
| タイプ | 主な業務 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 施設・在宅系 | 生活の場での健康管理、処置 | 手技を活かしたい人 | オンコールの有無 |
| 企業(産業看護職) | 健診事後措置、保健指導 | 日勤で長く働きたい人 | 採用枠が少ない |
| 治験関連(CRC) | 治験の調整、説明補助 | 調整・説明が得意な人 | 出張が出る場合あり |
| 行政・学校・保育園 | 医務室、園児・児童の対応 | 子どもと関わりたい人 | 有期雇用・1名配置 |
| 相談・コールセンター | 電話での医療相談、受診勧奨 | 体力的負担を避けたい人 | 話し続ける疲れ |
| 美容・自由診療 | 施術補助、カウンセリング補助 | 日勤で収入を保ちたい人 | 販売色の強い職場もある |
| 単発・派遣 | 必要時のみ臨床に入る | 働き方を自分で決めたい人 | 収入が不安定になりやすい |
病院以外に移ると収入はどう変わるか
収入は必ず下がるわけではありませんが、夜勤手当が減る影響と、初年度は下がりやすい職種がある点は押さえておいてください。求人票の基本給だけを見て判断すると、入職後に総支給額の差に驚くことがあります。
病院の給与は手当の比重が大きい
厚生労働省の令和5年賃金構造基本統計調査(2023年調査時点)によると、看護師の平均年収はおよそ500万円台前半で、この金額には夜勤手当が含まれています。夜勤の回数が多い人ほど、この手当が総支給を押し上げています。病院以外の日勤のみの職場に移ると、この夜勤手当がまるごとなくなるため、基本給が同じくらいでも、月々の手取りは下がることがあります。
出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」 https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou.html
タイプ別の収入イメージ
あくまで傾向ですが、目安を整理します。訪問看護や介護施設は、病院と同程度か、やや下がる水準が多く見られます。企業の産業看護職は、初年度は下がるものの、賞与や昇給の仕組みが安定していて、数年かけて戻る例があります。治験コーディネーターも初年度は下がりやすい分野です。コールセンターや相談窓口は、病院より下がることが多い一方、残業の少なさで実労働時間あたりの割は悪くない、という見方もできます。
| タイプ | 病院と比べた初年度の収入 | 数年後の見通し |
|---|---|---|
| 訪問看護・介護施設 | 同程度〜やや下がる | 役職や管理者で上がる余地あり |
| 産業看護職 | 下がりやすい | 昇給・賞与で戻る例あり |
| 治験コーディネーター | 下がりやすい | 経験を積むと上がりやすい |
| コールセンター・相談 | 下がることが多い | 大きくは変わりにくい |
| 単発・派遣 | 時給次第で高いことも | 件数に左右され不安定 |
求人票のどこを見れば落差が読めるか
求人票で「月給28万円〜」とだけ書かれていても、その内訳が分からなければ病院との比較はできません。
確認したいのは、まず基本給がいくらか(各種手当を除いた金額)、次に固定で毎月つく手当は何か(住宅手当、地域手当など)、賞与は何か月分でここ数年の支給実績はどうか、残業代は固定残業込みか実費精算か、の4点です。病院の給与は夜勤手当という変動要素で膨らんでいるため、日勤のみの職場と比べるときは「夜勤手当を除いた病院の月給」と「転職先の月給」を並べると、実際の差が見えます。
下げ幅を小さくする工夫
収入の下げ幅を抑える方法はいくつかあります。
ひとつは、常勤の転職と単発バイトを組み合わせて、月に数回の臨床勤務で不足分を補う方法です。もうひとつは、経験年数や資格手当のつく認定資格を病院にいるうちに積んでから動く方法です。産業看護職や治験のように「経験3年」を目安にする分野は、あと半年から1年で条件を満たせるなら、そこまで待ってから動くほうが、初年度の年収も選考の通りやすさも変わってきます。求人を比較するときは、基本給、各種手当、賞与の実績、退職金の有無、の4点をそろえて並べると、見かけの月給に惑わされずに済みます。



やっぱり夜勤手当が消えるのは大きいですね。わたしなら、最初の1年は単発を月2〜3回入れて、落差をならします。
採用側は「病院以外を希望する看護師」をどう見るか


ここは採用する側の視点でお話しします。採用側が見ているのは、「なぜ病院以外なのか」を前向きに説明できるか、そして看護師が1名の職場でも動けるか、の2点です。
「離れたい」ではなく「やりたい」に翻訳する
面接で「病棟がしんどくて」とだけ伝わると、面接官は「ここでも続かないのでは」と身構えます。
同じ事実でも、これから何をしたいかの側から話すと、印象が変わります。嘘をつく必要はありません。事実の、面接官が判断に使える面を差し出す、という考え方です。
| 心の中の本音 | 面接で伝える言い方の例 |
|---|---|
| 夜勤がつらい | 生活リズムを整えて長く働きたいので、日勤中心の職場を探しています |
| 急変対応の緊張が抜けない | 予防や健康管理など、悪くなる前に関わる仕事に軸を移したいです |
| 人間関係に疲れた | 少人数で連携しながら進める働き方が、自分に合うと感じています |
| 病棟の忙しさについていけない | 一人ひとりにしっかり時間をかけられる関わり方をしたいです |
病棟を離れる理由の伝え方
前職を辞めた、あるいは辞めようとしている理由は、聞かれたら短く事実を答え、すぐに「次でやりたいこと」に話を移すのがおすすめです。
前の職場の批判に時間を使うと、面接官は「同じことをうちでも言うのでは」と受け取ります。わたしが面接を担当していた頃の経験の範囲では、退職理由そのものよりも、その説明が整理されているかどうかを見ていました。
1人職場に耐えられるかを見られている
企業の健康管理室、保育園、学校の医務室などは、看護師が自分ひとりという配置が珍しくありません。
判断に迷ったときにすぐ聞ける相手が社内にいないため、採用側は「一人で抱えたときにどうするか」を面接で確認します。逆に言えば、「判断に迷ったら誰に相談できますか」とこちらから質問しておくと、働く環境の実態も分かりますし、一人職場を想定して考えている人だと伝わります。
未経験分野への志望は「学ぶ姿勢」とセットで伝える
治験コーディネーターや産業看護職のように、病棟とは業務の性質が違う分野に応募する場合、採用側は「臨床の経験が、この仕事のどこで活きると考えていますか」という質問をよくします。ここで「患者さんへの説明の経験は、治験参加者への同意説明でそのまま使えると思います」のように、自分の経験と応募先の業務を線でつないで話せると、準備してきた人だと伝わります。
分からない部分を正直に「入職後に学びたい」と添えるのは、マイナスにはなりません。むしろ、できないことを大きく見せる人のほうが、入職後のギャップで早期に辞めるのではと警戒されます。



採用する側から言わせてもらうとね、病院以外を選ぶこと自体はマイナスではありません。気になるのは、説明が整理されているかどうか、ただそれだけです。
病院以外の求人の探し方と応募準備
病院以外の求人は公開されにくく、探す場所を変えないと目に入ってきません。求人サイトで「看護師」と検索すると病院ばかり出てくるのは、そもそも掲載のされ方が違うからです。
公開されにくい3つの理由
ひとつ目は、採用数が少ないことです。1名の欠員のために大きな広告費をかけない職場が多くあります。ふたつ目は、通年募集をしないことです。学校や自治体は年度単位、園看護師は年度替わり、健診の応援は繁忙期に合わせて動きます。みっつ目は、社内やグループ内で先に募集することです。企業の健康管理室は、グループ会社からの異動で埋まることもあります。
5つの探し方と向き不向き
| 経路 | 見つかりやすいもの | 向いている人 |
|---|---|---|
| 企業の採用ページを直接見る | 産業看護職、メーカーの健康管理室 | 行きたい企業が決まっている人 |
| 自治体・学校法人の公式サイト | 会計年度任用職員、医務室 | 年度替わりに合わせて動ける人 |
| 学会・職能団体の求人欄 | 治験、専門領域の職 | 専門性を軸にしたい人 |
| 人材紹介サービス | 非公開の企業求人、CRC | 情報の総量を増やしたい人 |
| 単発・派遣の登録会社 | 健診、施設、臨床を続ける働き方 | まず試してから決めたい人 |
検索するときは、キーワードを「看護師」ではなく職種名にするのがコツです。産業看護師、治験コーディネーター、CRC、園看護師、健診看護師といった語で探すと、出てくる結果が変わります。関連する切り口は看護師資格が使える珍しい求人の探し方にもまとめています。
企業の採用ページを直接見る場合は、「採用情報」の一覧だけでなく、健保組合や健康管理室のページ、グループ会社の採用ページまで確認すると、看護職の募集が見つかることがあります。自治体の会計年度任用職員は、「募集要項」が年度替わりの1〜3月に集中して出るため、行きたい自治体のサイトを定期的に見ておくか、更新通知を設定しておくと取りこぼしが減ります。
学会や職能団体の求人欄は会員向けに限定されていることもあり、興味のある分野の団体には早めに入っておくと情報が届きやすくなります。
人材紹介を使うときの注意
看護師向けの人材紹介サービスに登録すると、多くの場合、担当者から電話で連絡が入ります。希望条件のヒアリングが目的で、ここで具体的に伝えないと病院求人ばかり届きます。
登録時の備考欄に「病院以外を希望」「日勤のみ」「産業看護職を検討中」など、はっきり書いておくと、やり取りが噛み合いやすくなります。複数のサービスを使う場合は、同じ求人に別々の経路から応募する二重応募に注意し、応募済みの企業名を自分で控えておいてください。
時給と勤務日数を自分で決めたい方へ
レバウェル看護 派遣は、派遣で働きたい看護師向けの無料サービスです。週3日だけ、日勤だけ、期間を区切って、といった条件から探せます。登録後、担当者から連絡が入り、希望条件のヒアリングがあります。条件が合う案件がない時期もありますので、まず相場を聞いてみる、という使い方でも構いません。
※登録は無料です。掲載内容は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトをご確認ください。
在職中に動くときの段取り
在職中に転職活動をする場合、面接日程の調整が最大の障害になります。
病院以外の面接は日勤帯に設定されることが多いため、有給の残日数を先に確認し、月に何日動けるかを決めてから応募数を調整すると、無理のない進め方になります。求人票だけで判断がつかない点は、応募前にメールで問い合わせて構いません。採用側にとっても、入職後のミスマッチで早期に辞められるより、事前の確認のほうが助かります。
応募の順番にもコツがあります。複数の分野が気になるときは、思いついた順に受けるのではなく、条件のゆるい分野を先に「練習」として受け、本命は後半に置くと、面接での話し方が整った状態で本命に臨めます。志望動機は分野ごとに作り直す必要があるため、一度に多くを並行させると内容が浅くなります。2〜3社ずつ、山を分けて進めるのが現実的です。
応募前に確認したい5つのポイント
病院以外の求人には、病院求人にはない落とし穴があります。応募前に次の5点を確認してください。
1. 雇用形態と契約期間
会計年度任用職員や治験関連の一部は有期契約です。更新の上限があるかどうかで、生活設計が変わります。無期雇用なのか、有期なら通算何年までか、を求人票と面接で確認してください。
2. 看護師の配置人数
自分ひとりの配置か、複数人いるのかで、働きやすさが大きく変わります。ひとりの場合は、判断に迷ったときの相談先が社内にあるか、医師や産業医との連携がどうなっているかを確認します。
3. 資格手当と昇給の実績
看護師免許が応募条件でも、資格手当がつかない求人があります。基本給だけでなく、手当の内訳と、過去数年の昇給の実績を聞いてください。賞与は「◯か月分」の規定と直近の支給実績の両方を確認すると実態が見えます。
4. 臨床ブランクの扱い
臨床から離れる期間が長くなると、将来病院へ戻るときにブランク扱いになる場合があります。戻る可能性を残したいなら、単発で臨床に触れ続けるなど、感覚を保つ方法を並行して考えておくと安心です。
5. 教育・相談体制
病院以外は、入職後の教育プログラムが整っていない職場もあります。最初の数か月に誰がどうフォローするのか、分からないことを聞ける相手がいるのかを、面接で具体的に確認してください。
なお、心身の不調が続いている場合は、転職より先に受診や休職の相談をご検討ください。働き方の見直しは、体調が落ち着いてからでも間に合います。
よくある質問
臨床経験が2年でも病院以外に転職できますか?
分野によります。産業看護職や治験コーディネーターは臨床経験3年程度を条件にする求人が多い一方、健診・巡回健診、施設系、コールセンターは経験年数の条件が緩めです。まず条件を満たす分野から入り、経験を積んでから移る方法もあります。
病院以外に移ると看護師に戻れなくなりますか?
免許は有効なままですので、戻ること自体はできます。ただし臨床から離れた期間が長いと、復職時に研修やフォロー体制のある職場を選ぶ必要が出てきます。戻る可能性を残したい場合は、単発の仕事などで臨床の感覚を保つ選択肢があります。
求人サイトを見ても病院ばかり出てきます。
検索語を「看護師」から職種名に変えてみてください。産業看護師、治験コーディネーター、園看護師、健診看護師などで結果が変わります。自治体や学校法人の求人は公式サイトにしか載らない場合もあります。
収入は下がると考えておくべきでしょうか?
夜勤手当がなくなる分、月々の総支給が下がるケースは多くあります。一方で、企業では賞与や昇給の仕組みが異なるため、数年で差が縮まることもあります。求人票では基本給・手当・賞与実績・退職金の4点をそろえて比較してください。
まとめ:病院以外を現実的な選択肢にするために


病院以外の仕事は、臨床度で並べて全体像をつかみ、離れたい理由を言葉にしてから行き先を絞る。収入は夜勤手当が減る前提で4点そろえて比較する。この順番で進めると、勢いだけで動いて後悔する事態を避けられます。



種類が多いのは分かりました。でも、席が少ないと聞くと、自分が入れる気がしなくて。



席が少ないぶん、募集が出た瞬間に動けた人が有利になります。今日できるのは応募ではなく、気になる職種名を3つ決めて、求人の通知を受け取れる状態を作っておくことです。



わたしはお金が心配ですけど、健診とか施設なら単発で先に試せるんですよね。いきなり全部変えなくていいのは助かります。



そうなんです。一度試してから決めても遅くありませんし、合わなかったと分かることも収穫ですよ。



面接官の立場で言うと、情報を集めていた人は話し方が違います。求人が出てから慌てるより、まず分野の名前を覚えて帰る。今日はそれで十分ですよ。



それなら、わたしにもできそうです。まず職種名を3つ選んでみます。



ところで事務長、病院以外の求人つながりなんですけど、駅前に焼き鳥の新しいお店ができたそうですよ。ランチは親子丼もあるみたいで、今度みんなで行きません?



焼き鳥に親子丼ですか。その店では、わたしがメニューの側に載ることになりそうなので、遠慮しておきます。



カホさん、事務長の前でその二品を並べるのは禁物です。次はお蕎麦のお店にしましょうね(笑)









